貸借対照表と損益計算書について
●貸借対照表とは残高試算表に書く勘定科目残高のうち、「資産(借方残高)」「負債(貸方残高)」「資本(純資本)」の残高科目を集計して一覧にしたものです。
借方の合計と貸方合計の差額は利益になり、法人と個人では表示方法が異なります。この利益は法人の場合、前期から繰り越した利益「繰越利益」と、今期計上された利益「当期純損益」と合計して、「繰越利益余剰金」区分に表示します。
個人の場合は「控除前所得」として、資本の区分に表示します。
●損益計算書とは「収益(貸方残高)」と「費用(借方残高)」の勘定科目の残高を集計し、一覧表にしたものです。借方と貸方の差額はその年の利益になります。
この場合の利益は「当期純損益」になり、個人の場合は「控除前所得」になります。法人・個人とも「貸借対照表」で計算された「当期純損益(法人)」「控除前所得(個人)」と必ず一致します。弥生会計では、残高試算表に集計されたデータから「貸借対照表」と「損益計算書」を自動集計し計算をしてくれます。集計した数字を決算書類にどう印刷するかは、設定で行います。また集計されていないデータは手入力していく必要があります。